
「カルマ」というのは、仏教用語で「原因と結果」という意味です。
生まれ変わっても引き継がれる、魂のクセ(過去世から繰り返される行動パターンや思考パターン、思い込み)のことを言います。
そしてカルマメイトとは、カルマを解消するべき相手のことです。
今回はカルマメイトについてや、ツインソウル/ツインレイとの違いなどについて解説していきます。
Contents
カルマメイトとは

この章では、「カルマメイトは自分に何をもたらすのか」「カルマメイトに出会ったらどうしたら良いのか」といったことについて見ていきましょう。
カルマメイトは自分をダメにする相手?
カルマという言葉自体には、本来なら良い意味も悪い意味もないのですが、カルマメイトとの関係は近年ではネガティブな印象として捉えられることの方が多くなりました。
それは、何かしらの問題が生じたとき、カルマとして意識されることが多いためです。
しかしながら、カルマメイトが自分をダメにする相手なのかどうかについては、一概には言えません。
そもそも2人が出会う理由は、こじれた関係の原因であるカルマに気づき、それを解消するためです。
そのこじれの内容と、それを解消できるかどうかによって、その後の関係の良し悪しが決まるのです。
したがって、「カルマメイトと関わる=運気が下がる」というわけではありません。
こじれの原因を追究せず放置し、問題を腐らせたまま共にいることによって、運気が下がってしまうのです。
この点について詳しくご説明しますと、まずカルマメイトのパターンには、お互いにカルマがある場合と、片方だけにカルマがある場合があります。
例えばお相手にカルマがある場合、大概はお相手自身がそのカルマに気づいていない(概念がないため解消しようと考えない)ことが多いため、いつまでもカルマメイトでいることになり、運気が下がってしまいます。
お相手が変わるのを待つ間に自分が腐ってしまうため、離れた方がいい相手ということになります。
カルマメイトは、お相手がカルマを解消する気がない限りは、自分のためにならないのです。
ちなみに付け加えてお伝えすると、カルマを解消し、良い関係となった場合は「徳(ダルマ)」と呼ばれます。
カルマメイトに出会ったときは

カルマメイトに出会ったときは、双方か、またはどちらかのこじれている考え方のクセや問題を発見し、それに応じた対処をすることが大切です。
また、以下のような点について判断することも重要となります。
1.カルマから生じる問題の原因が自分にあるのか、お相手にあるのかの判断
2.クセを治すか、またはクセの改善・解消の見込みがないなら離れるか、という判断
3.そもそも離れることがカルマの解消につながる可能性もあるので、その判断
すべてのカルマメイトに共通すること
様々なカルマのケースがありますが、すべてのカルマメイトに共通することがあります。
それは、お相手は心を乱す存在でありながらも、どうしても心から追い出すことが難しく、それゆえにどうしても関係が切れにくくこじれてしまう、ということです。
お相手がやたら気になって離れられなくなってしまう原因は、ありとあらゆる「心の癒着」つまり「執着」にあります。
また、その支配から離れようとした際に生じる不安や恐れから、関係を断ち切れないといった場合もあります。
状況を変えたくないという思いから惰性的な付き合いを余儀なくされ、それが更なる離れがたい状態をつくるといった悪循環をうむことはしばしばあります。
カルマメイト自身、寂しさから、あなたが離れないよう支配するために自立心を削ごうとしたり、あの手この手で自由を妨げようとします。
この抜け出せないループのような思考や行動パターンがカルマであり、その終わりのみえない負の連鎖を起こす悪縁のお相手がカルマメイトなのです。
カルマメイトへの執着と依存関係
カルマメイトとの関係は、心のこじれから生じるものです。
「どちらかの思いが現実から飛躍した形で膨れ上がる」という現象に問題があり、その原因をつきとめることで、カルマ解消へとつながります。
過度な執着は人にとって良くはありませんので、カルマメイトに出会ったら、なぜ執着してしまうのかというような、依存してしまう原因をつきとめていくことをおすすめします。
カルマメイトとのつながりは以下の通り様々ですが、上述したようにお相手にカルマがある場合は、良い影響を及ぼさない存在であるといえます。
1.恋愛相手・結婚相手・セフレ
2.仕事
3.友人
4.親(毒親)
「自分にとってプラスな存在か、マイナスな存在かを客観的にロジカルに判断できるか」というのが、カルマ解消への鍵となります。
例えば、実際はよく知らないのに勝手にお相手を心の中で美化して期待を募らせ、その偶像に恋をしてしまうというように、「こういう人間であってほしい」という期待がありつながりを断てずにいると、執着が生まれてしまうのです。
カルマメイトとツインソウル/ツインレイの違い
ここまでカルマメイトそのものについてご紹介しました。
それでは、同じくスピリチュアルな繋がりであるツインソウル/ツインレイとはどのような違いがあるのでしょうか。
まずツインレイに関してご説明しますと、ツインレイはカルマがなくなった状態でくっつく相手であり、カルマを超えた先の存在であるといえます。
くっつくのは早いですが、どんなに精神性が高くカルマを解消した2人でも、この地上で人間として過ごしている以上、新しい現実的な課題はでてくることはあるということはお覚えておいてください。
それではカルマメイトとツインソウルを見分けるにあたっての注意点も含め、解説していきます。
カルマメイトとツインソウルの共通する部分

まず、「引き寄せの法則により、魂が引き寄せられて出会う」というように、スピリチュアルなつながりであることが共通しています。
また、お互いに投影し合う、課題やテーマが同じであるという点でも共通しています。
例えば、カルマメイト同士、ツインソウル同士で同じカルマや悩みを抱えるという特徴があるのです。
そしてそのカルマを超えるという課題をこなすことで学びを得て魂を成長させることができるという点や、結果的にお相手への執着を手放さなくてはならないという点も、カルマメイトとツインソウルの共通する部分であるといえます。
カルマメイトとツインソウルの異なる部分
ツインソウルのお相手は、学びを良い意味でもたらし、気づきの手伝いをしてくれます。
そして、一緒に成長することができるのです。
ツインプログラムとしてお互いの距離が離れている間に、お互いがカルマを越えようとする(越えなければいけない)というのがツインソウルです。
ツインソウルの場合は、そういった気づきやカルマ越えという霊的覚醒がセットになっているのです。
それに対し、カルマメイトはカルマを超える気がないというケースがほとんどであるため、学びも得られません。
お相手がカルマを解消する気がない限りは、自分のためにならない存在であるといえます。
離れた方がいい相手であり、むしろ離れることがカルマの解消になるというケースすらもあります。
「良薬は口に苦しなのか、それともただの毒水なのか」、この判断は当事者には難しいので、カルマメイトとツインソウルの両方を熟知している専門家に聞くことをおすすめします。
ツインソウルだったが、カルマメイトに転じることもある

お互いの学びのための存在だったが、どちらかがカルマを解消することをやめたり、または自分もお相手も魂や精神の成長を望まない場合はカルマメイトに転じます。
まず大前提として、ツインソウル同士は、必ずスピリチュアリティを一緒にあげていくものとは限りません。
お互いに、「同じ方向を向かない」という選択をする権利があるのです。
それは個々の絶対的自由として神様が設定しており、片方が向上を願っている場合は、別の個体の学びのお相手が用意されます。
ツインソウル同士でくっつかない可能性がある理由はそこにあるのです。
このようにどちらかが進級を望まない場合に、ツインソウルだったのが、カルマメイトに転じることがあります。
ツインソウルは魂のつながりの存在であり、その末端のアバターとなる三次元的な個体や個人にあまり意味はありません。
その個体への執着が強すぎて、カルマを超えるどころかカルマをつくり関係をこじらせて、お互いがカルマメイトになってしまうパターンもあります。
カルマメイトに転じたと思ったら、執着や依存の浄化に力を注ぎましょう。
カルマメイトかツインソウルかの自己判断は危険
カルマメイトかツインソウルかの自己判断は危険です。
この2つは対処法がだいぶ変わってくるため、万が一判断が間違っていた場合、正しい対処ができなくなってしまうからです。
また、好きな人がいるとき、「その人と自分がスピリチュアルな関係であってほしい」と思ってしまう方は多いのではないでしょうか。
自分で占う場合、そういった「そうあってほしい」という願望がカードにでてしまったり、西洋占星術的に星を読んでも、そう解釈したくて自分の捉えたいようにとってしまうという可能性が高く、それが難点となります。
ただ、「誰でも良いから占い師に判断してもらえばいい」かというと、そうではありません。
上述したように、ツインソウルがカルマメイトに転じることがあり、占い師でも人によってはこの2つを混同してしまう場合があります。
カルマメイトかツインソウルかの判断には主に以下の3つが必要になりますので、これらの視点をあわせもった専門家に判断してもらう必要があります。
1.客観的な視点
2.スピリチュアルなものだけではない現実的な視点
3.心理的な観点からの視点
また、これらを判断するのは、カルマメイトとツインソウルの両方を熟知している専門家でなくてなりません。
それができるのが加々美敬子なのです。
まとめ

カルマを超える気がないカルマメイトは、自分のためにならない存在です。
カルマによる魂の癒着を感じる縁としてはツインソウルと混同されがちですが、ツインソウルは、自分自身のみごとな投影として、自分のためになる言葉や学びを提供してくれます。
それに対しカルマメイトは、ただ自分の魂や心を汚したり、傷つけたり、ネガティブな方向に誘うお相手であるといえます。
また、ただ自分が勝手にお相手に執着し、勝手に傷つくというパターンもあります。
カルマメイトかツインソウルかの判断は、問題に正しく対処するにあたり非常に重要となってきますので、専門家に判断してもらう必要があります。
10分無料で鑑定することができますので、よろしければご連絡ください。