
近年、カウンセリングのあり方が変化しつつあります。
対面で実施されることが多かったカウンセリングですが、特にコロナ禍以降は非対面でのオンラインカウンセリングの需要が増えつつあります。
本稿では、オンラインカウンセリングの特徴についてメリットや注意点を交えて解説していきます。
Contents
オンラインカウンセリングのメリット

オンラインカウンセリングにはどのようなメリットがあるでしょうか。
特徴を交えてオンラインカウンセリングのメリットを挙げていきます。
時間や場所に縛られず、自由度がある
対面のカウンセリングを受ける場合はクライアントがカウンセリングルームに出向く必要がありますが、オンラインカウンセリングの場合は、移動する必要がありません。
その分時間短縮ができ、忙しい方でもカウンセリング時間を確保しやすくなります。
また、音声のみでの通話の場合は身なりを整える必要もないため、時間も更に短縮できる上、よりリラックスした格好で受けることができるのです。これは大きなメリットの一つと言えます。
また、外出を控えることでコロナの感染リスクを避けることができるというのもメリットとなります。
近年、テレワークによりインターネット環境が整備された自宅も多いため、よりオンラインでのカウンセリングが受けやすくなっているのではないでしょうか。
引越しなどでクライアントやカウンセラーの居場所が変わったとしても、同じカウンセラーに安定的に相談できるメリットもあります。
逆にカウンセラーを変えたくなった場合においても、インターネットが通じる所であれば日本ひいては世界中のどこに居ても繋がれるため、遠くの地域にいるカウンセラーとコンタクトをとることができます。
交通費がかからない

オンラインカウンセリングの場合、カウンセリングルームに通う必要がないため、交通費がかからないというメリットがあります。
相性の良いカウンセラーが見つかったとしても、対面でのカウンセリングの場合は近くにいないこともあり、通う頻度によっては交通費も無視できません。
心理状態によっては高い頻度で定期的に掛かることが推奨されるケースもあるため、その場合はオンラインカウンセリングを利用することによるメリットがより高まります。
好きな時間にカウンセラーと繋がることができる
カウンセラーによっては、オンラインならば24時間で緊急対応をしている場合があります。
空いていれば好きな時間に即座に繋がることができるのもメリットです。
対面でないので相談しやすい
対面でのコミュニケーションが苦手な方にとって、メールや音声通話の方が緊張せず相談できると感じる方がいらっしゃいます。
また、対人恐怖症やパニック障害、引きこもりなどで悩まれているクライアントの方にとって外出する必要がなく、自宅でオンラインカウンセリングを受けられるのはメリットが大きいようです。
自分のテリトリーと思える場所にいるからこそ、安心して悩みを打ち明けやすくなると感じる人にとっては自宅でのカウンセリングはメリットとなります。
オンラインカウンセリングのデメリットや注意点

次に、オンラインカウンセリングであるために生じるデメリットを紹介します。
オンラインカウンセリングをご希望の方は、事前にデメリットを知った上でオンラインカウンセリングをご利用ください。
機器の不具合が発生する可能性がある

オンラインカウンセリングは、インターネットやアプリケーションを通してカウンセリングを行います。そのため、電波環境の良い状態で通話できるよう電波環境を整えなくてはなりません。
環境が整っていたとしても、途中電波が悪くなる、音声が聴き取れない、電池がなくなる等の機器の不具合が発生してしまう可能性があります。それにより、カウンセリングが途中途切れる、または中断せざるを得なくなる場合もあります。
そのために、カウンセリングの時間が後ろに押してしまうこともありますので、それを考慮した上で利用する必要があります。
また、携帯を使う場合は通信費用が多くかからないように、Wi-Fi環境を整備しておく必要もあります。それらの整備が難しい方にとってはハードルが高く、それがデメリットの一つであると言えます。
スマートフォンやパソコンの設定とアプリケーションの導入が必要
オンラインカウンセリングを受けるには、スマートフォンやパソコンに通話用のアプリケーションを入れる必要があります。
初期設定や通話専用アプリのインストール等、携帯やパソコンなどに対して最低限の知識が必要です。
オンラインカウンセリングを受ける際に使用するアプリを確認し、準備しておく必要があります。
自宅などでプライベートな空間が確保できない場合に困ってしまう
中にはプライバシーを確保できる自室がないという方もいらっしゃいます。
そういった場合は、誰にも会話を聞かれない空間を確保できず、本音を吐露できず困ってしまうというデメリットがあります。
音声のみの場合、相手の表情などが分からない
オンラインカウンセリングを音声のみで実施している場合、相手の表情や手振りなどの非言語コミュニケーションが伝わらないため、心の動きが読みにくく、音や声色に集中するので疲れを感じる人がいるかもしれません。
このデメリットは心の動きを読まなくてはならないカウンセラー側の負担も大きく、相手の表情や顔が見えないと不安になるクライアントにとっても不向きかもしれません。
現実的に直接会った事がない、相手が見えないと現実感がなく信頼しにくいと感じるクライアントにとってはストレスに感じてしまうかもしれません。
まとめ

オンラインカウンセリングとは何か、どのようなメリットや注意点があるか、具体例を挙げて解説いたしました。
電波環境の整備や通話できる空間の確保といったハードルもありますが、補って余りあるメリットもあるため、活用してみてはいかがでしょうか。
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